7月に読んだ漫画とその感想その1

7月の読書メーター

読んだ本の数70うち小説23冊、絵本1冊、漫画46冊

読んだページ数15797

ナイス数1945

あなたのことはそれほど1(Feelコミックス)の感想

ドラマは観ておりません。でもチラっとだけ観たとき、東出氏の狂気の演技が凄くてちょっと感動しました。でもすぐチャンネル変えてしまった。そもそもこういう不倫モノに全く興味がないのです。でもいくえみさんだから読んでみました。出てくる人みんなちょっと怖いけど、美都が一番気持ち悪い。モンスターです。今まで無縁だったこれ系の人たちに、アラフォーになってから知り合うことが多くなりました。異次元の話だと思っていたら、不倫って本当に身近にたくさんあった。怖い怖い世の中です。やだね。

読了日07月01日著者いくえみ綾

あなたのことはそれほど2(Feelコミックス)の感想

怖っ(((())))登場人物がみんな狂気の沙汰なので、いわゆる恋愛不倫モノというよりホラーじみてきました。うん、サイコホラーと思えばいける。ちょっと面白くなってきました。みんな頭おかしいですね。仮親友の香子さんだけマトモなのがホッとしました。有島の奥さんもマトモっぽいけど目つきがヤバいのでそろそろ覚醒すると思われる

読了日07月01日著者いくえみ綾

あなたのことはそれほど3(フィールコミックス)の感想

アホチーム有島美都と知的チーム渡辺麗華の戦いが楽しみ。脳内恋愛お花畑のアラサー妻の恐ろしさに震えます。言葉が通じない常識が通じない。有島が娘にチューした後、麗華さんがさり気なく娘のほっぺを拭いている辺りが、有島もう詰んでるなって感じ。ざまみろほほほい。そもそも家庭を壊してまで付き合いたいと思える女でしょうか、美都さん。麗華、素敵なのになぁ勿体ない。

読了日07月01日著者いくえみ綾

あなたのことはそれほど4(フィールコミックス)の感想

有島家のご近所の星野夫婦が怖い。特に嫁、粘着質で卑屈な女は危険です。麗華さん逃げて!美都が離婚したいならもうしちゃえばいいのに。こんなバカ女、捨てっちまえばいいのに。有島も有り金全部置いて出て行けばいいのに。一生分の慰謝料ぶん捕ってやればいいのに。人の感情って複雑ですね。正しく生きている人が可哀想です。読み応えはあるけど、疲れる作品。

読了日07月01日著者いくえみ綾

幻想ギネコクラシー2の感想

ほんと、沙村さんの短編は味があります。今回おっぱいの供給は絶えましたが、更なるサービスが満載であります。ナンセンスエロSFとでも言いましょうか。でもほんと、いやらしさが無いんですよね。芸術だからかな。天才と馬鹿は紙一重的な素晴らしいセンスを感じます褒めてます。大好きです。

読了日07月02日著者沙村広明

重版出来9(ビッグコミックス)の感想

やっぱり面白いです。心ちゃん、本当に良い子。こんな人が近くにいたら、みんな幸せだろうなぁ。中田画伯のアシスタントが定着しない件も、それぞれのアシさんが鬱屈した気持ちをちゃんと中田くんにぶつけてくれているのが良い。彼は今、うんと遅い社会性の学習の真っ最中です。そして受け入れる態勢ができている。不遇の人生が天才のソースだとしたら、彼はピー戦記で終わる。本当の天才漫画家になって欲しいですね。それにしてもプロアシって仕事、羨ましいです。私も若い頃知っていたら目指したかったな。無理だろうけど。

読了日07月03日著者松田奈緒子

月影ベイベ9(フラワーコミックスアルファ)の感想

きれいに終わった最終巻。蛍子は円への想いが断ち切れて、うんと素直でかわいい女の子になりました。それからの展開は早すぎる気がしますが、おわら風の盆で踊れるのは年齢制限があるってところが集団お見合いの意味合いもあったのかしらと思っているので、これを機にカップルが増殖するのは当たり前なのかもしれません。亡くした女性を想い続ける円も素敵でした。風流で物悲しい風の盆の空気や音が感じられる、芸術的な作品だったと思います。いつかこの目でおわら風の盆を見てみたいです。半年前から予約しないとね汗。

読了日07月03日著者小玉ユキ

亜人ちゃんは語りたい(3)(ヤンマガKCスペシャル)の感想

亜人ちゃんたちは本当に可愛いなあ。佐藤先生も可愛いなあ。ついでにクルツくんも可愛いな。亜人が人間たちから迫害されなくなってきた過程を、刑事さんが世の中良い方向に向かってる。親御さんの教育もしっかりしてる云。差別のない社会の根幹って、やはり育ちに由来すると思うんです。親が差別主義者だと子どもも確実に影響を受けます。親御さんの教育は大切です。それにしてもペトスさんの描く女性の身体ってカクカクしてるなあ笑味ですけどね。

読了日07月03日著者ペトス

亜人ちゃんは語りたい(4)(ヤンマガKCスペシャル)の感想

吸血鬼のひかりは普段バカなことばっかりやってるお調子者だけど、美味しいところ持っていくなあ!高橋先生を感動させて泣かせるなんて、なかなかできませんよ。淫魔の佐藤先生がやっとテレ顔を見れたくらいの鉄壁な精神力なんですから。強烈な変人の友人相馬を持つと、デミ亜人ちゃんくらいの変わり種なんて可愛いものなのでしょう。何となくこの作品はただのギャグマンガじゃない気がします。真面目な作品なのかも。

読了日07月04日著者ペトス

町田くんの世界5(マーガレットコミックス)の感想

いいなぁ本当に好きだなあこの漫画。町田くんが欲しい。こんな人いたら付き合いたいいや汚らわしい自分には到底そぐわないから、養子に欲しい。義親がどんなに愚か者でも、彼は影響されずに素晴らしい個性をまき散らしてくれることでしょう。全巻手元に置きたい作品です。荒んだときに絶対癒してくれる。自分の理想的人間像がそこにあれば、どんなに道を外しても軌道修正してくれそうです。いいなあ町田くん、大好きです。あと同級生の栄さんも

読了日07月04日著者安藤ゆき

明治メランコリア(2)(BELOVEKC)の感想

海外逃亡した津軽を追ってフランスに行こうとするすず。こんな時でも春時兄ちゃんと河内がお供です。コネと金担当の河内、ありがたい存在だなあ。すずさん、貴女の行動力と根性は買いますけど、周りの力をうんと借りていることを忘れてはいけない。子どもの頃は元気で可愛い子で済んだけど、早く大人になってね。津軽のためにもね。という老婆心が心をもたげた巻でした。イケメン増えて嬉しいけど男尊女卑最低だ!笑

読了日07月04日著者リカチ

明治メランコリア(3)(BELOVEKC)の感想

前巻の感想がどんぴしゃり。すずさん、とうとうビシっと指摘されました。嬢ちゃんこの数年甘やかされて育ったな。つまんねぇ女になんなよと言う倉田に激しく同意です。幼女の頃のすずの言動には一貫した理念がありました。逞しく賢い子どもでした。それがなんだ、成長したらただのお節介なお転婆娘でしかないではないか。今のままではフランスのひなさん津軽の元カノ、現在人妻の魅力には到底及びません。若さだけが取り柄の娘なんて掃いて捨てるほどいるんだぞ。今からでも頑張れすず。

読了日07月04日著者リカチ

あなたのことはそれほど5(Feelコミックス)の感想

相変わらずのサイコホラーなので、巻末の短編スイカにマヨネーズで思いのほか癒されました。本編以外の作品をコミックスに入れられるの損した気がして嫌なんだけど、今回ばかりは姉弟愛に救われました。本編もう気持ち悪いの通り越して鬱陶しい。有島とかなんで不貞を犯して許されると思うほどおめでたいんだろう。それとも想像力がないのかな?人生諦めが肝心です。慰謝料と養育費のために身を粉にして働き給え。美都は精神崩壊来しそうで狡いなーと思った。狂えば許されると思うなよ笑お前が怖いわ。

読了日07月05日著者いくえみ綾

プラチナエンド4(ジャンプコミックス)の感想

咲ちゃんの事情は分かったけれど、明日に殺してと頼むのは自己中すぎやしないだろうか。偽善臭がプンプンします。その後の開き直りっぷりもお見事。咲ちゃん無意識にドス黒い娘な気がする。メトロポリマンの学校の友達南河くんが、ちょっと安彦キャラっぽくて良いな。月と書いてライト、明日と書いてミライ今更だけどなんだかなぁ苦笑。

読了日07月05日著者小畑健

プラチナエンド5(ジャンプコミックス)の感想

底谷一、生まれた時から貧乏で不細工って凄い登場の仕方をしました、新たな神候補。神様って不公平。だから神候補が人格を伴わない獣みたいな人間ということもあり得るのね。天使がどんな好みで候補を選んでいるのか謎だけど、きっと適当に楽しんでいるのでしょう。そこに人類の為だとか情けだとかは全く無く、面白ければ良いとか。そんな中で自分の選んだ咲の為に一生懸命になるルベルは、ミサミサを救った死神レムみたい。死神も天使も同レベル。変な物語です。デスノート読みたくなってきたな。

読了日07月05日著者小畑健

カツカレーの日1(フラワーコミックスアルファ)の感想

恋愛結婚だったのにあっけなく離婚し、散苦労して若くして亡くなった両親。それを見て育った美由紀はお見合い結婚に将来を賭ける。相性が良く長く付き合った恋人は将来性が無いから別れ、幸せな家庭を築ける男性を探す美由紀。気持ちは分かる。きっとある意味正しい。でもそれで楽しいの?世界に橋を架けてまわる高橋さんが心配する気持ちの方がしっくりきます。美由紀が考えるゴールは何なんだろう。切なくなります。

読了日07月06日著者西炯子

カツカレーの日2(フラワーコミックスアルファ)の感想

うんと年上の包容力のあるイケメンと恋愛する老い専ルートかと思っていましたが、意外な展開となりました。理想の結婚相手探しに迷走する美由紀が、納得できる着地点を見つけ、トラウマまで克服。綺麗にハッピーエンドで良かったです。脇キャラたちが素敵な人たちばかりだったのも良かった。やっぱりほのぼのと終わる作品は精神衛生上よろしいですね。面白かったです。

読了日07月06日著者西炯子

お父さん、チビがいなくなりました(フラワーコミックスアルファ)の感想

長年連れ添った老夫婦が熟年離婚する理由ってまさにコレなんだろうな。大黒柱であることにふんぞり返って、妻に正面から向き合ってこなかった報い。家事だって労働なんですよ、お父さん。母親もフルタイムで仕事をしていることが多い昨今、家で何もしない父親の尊厳が地に堕ちているそうです。ますます立場が危うい男たち、そろそろ自分の立ち位置を考えた方が良い。それにしてもアラフォー娘の恋愛は安直すぎてビックリでした。その流れ、物語に必要ないんじゃ。

読了日07月06日著者西炯子

LIMBOTHEKING(1)(KCx)の感想

夢から戻って来ず、眠ったまま死に至る病。その感染症を治す唯一の方法が、夢に潜れる能力者に、脳に潜入させること。軍役で片足を無くし退役になる寸前に、能力を発見された主人公アダムと、天才潜伏師のバディルネの物語です。懐かしきダークグリーンのようなSF、そして昔の吉田秋生のような骨太な筆致。ノスタルジーを感じる作品です。田中相作品はデビュー作以来だけど、面白いジャンルの流れです。引き出しが多いんだなあ。まだ序盤ですが、先が楽しみです。

読了日07月06日著者田中相

地獄のガールフレンド1(フィールコミックスFCswing)の感想

ちょっとコミュ症気味で生活に不自由を感じた女3人が、ひょんなことからルームシェアで同居生活。子持ちバツイチの加南、不倫経験しかなく既に枯れ気味の唯一の二十台悠里、可愛くてモテるけど自分が一番大好きなアラフォー奈央。それぞれ全く異業種で働き、人生のステージも違い、価値観も違う。それなのに毎日一緒に夕食を囲むことで、友達じゃないけど語り合える仲間になっている距離感が良い。理解できない部分、凄く分かる!という部分が混在していて、媚のない物語展開がある意味爽やか。続けて読みます。

読了日07月07日著者鳥飼茜

地獄のガールフレンド2(フィールコミックスFCswing)の感想

加南が母親だから彼氏作るのは罪と思い込んで尻込みしているのが哀れ。彼氏できても子どもにちゃんと目を向けられる人もいれば、彼氏一辺倒で一気にネグレクトって人もいる私の知人にも。全部の母親が母親業に絞らなきゃダメっていうのはナンセンスだと私は思います。でも男は選ぼうね悲しい事件にならないように。それより10歳若い彼氏って方が勇気が要るかと、肌とか。40歳で20歳と結婚したいとか安易に夢語れる男に生まれたかった笑

読了日07月07日著者鳥飼茜

地獄のガールフレンド3(FeelコミックスFCSWING)の感想

恋愛脳で刹那主義の一番バカっぽい最年長奈央が、案外鋭く良いことを言っていて、流石年の功と思ってしまう笑。このくらいの距離感で精神的にも経済的にも自立している大人の女のルームシェアって幸せすぎて、男の入り込む余地がなくなるのは頷けます。私にも将来一人になったら一緒に住む約束をしている友人たちがいて、私は料理担当に決まっているんだけど、それが実現するか否かは別として、心の支えになっていることは確かです。可愛い先輩の死に水取る覚悟です笑楽しみだ死に水がではなく。

読了日07月07日著者鳥飼茜

AIの遺電子(1)(少年チャンピオンコミックス)の感想

昔読んだ手塚治虫のSFのよう。作品の舞台は、人口の1/10がヒューマノイドで、人とほぼ等しい権利を持ち共存している世界です。主人公の須堂はヒューマノイドを違法に治療する医者で、彼の元には多くの問題を抱えた人工知能を有する患者がやってきます。ここまで人とロボットではないけどを同列に扱った世界観は初めてである意味新鮮。人とヒューマノイドが普通に婚姻し養子を得て家族になる。それでもお互いにどうしても違う部分がある。繊細なその差異に視点を当てています。面白い。

読了日07月09日著者山田胡瓜

AIの遺電子(2)(少年チャンピオンコミックス)の感想

この作品の世界では、災害が起きたとき、まず人間の救助が最優先。それから身体の交換が利くヒューマノイド。商品として労働用に作られたロボットは、知能や感情を持っていても救助の対象にならない。人とAIが同じ権利を有するようになっても、色んな差別は埋まらない。現に今この世界も、大災害が起こった時に優先されるのは、国を保持するのに必要な人間なのです。そう考えると、今後実際にAIの権利が優遇される時代が来ても、今となんら変わらないのではないかなぁと思えてきます。世の中は差別だらけなので。

読了日07月09日著者山田胡瓜

AIの遺電子(3)(少年チャンピオンコミックス)の感想

スピリチュアルに傾倒し高度医療を拒むAI、バーチャルの世界で元カノと戯れるAI、伝統工芸の匠に弟子入りするAI、小学校でコミュニケーションを学ぶ介護ロボット、感度の強い舌に交換して味が変わるラーメン店主、事故のAI損傷で凶暴性を失った有力者、誠意ある人間の謝罪を求めるクレーマーへの対応、須堂医師の過去の話、AIのアップデートをしたペットロボット、努力型AI棋士の苦悩と、今回もバラエティ豊かな物語の数。どれも少し切なくて悲しい。人間よりAIの方が苦労しがちな気がします。着眼点が面白い。

読了日07月10日著者山田胡瓜

AIの遺電子(4)(少年チャンピオンコミックス)の感想

これを読んでいると、人間よりヒューマノイドの方が便利でいいなぁと思ってしまいます。病気やケガはすぐに治せるし、衰え機能はあるにしても人間より遥かに長く健康に生きられる。辛い記憶は忘れられるし、いらない感情は消去できる。辛い世界を生き抜くために、逃げ道が多い気がします。欲望をボタン一つで制御できるなんて、全ての浮気男に装着すべき画期的な技術です笑。最後に人間として育てられた違法ロボットを買い取った須堂先生。今後このロボットが仲間になって、物語に関わってきたら面白いです。

読了日07月10日著者山田胡瓜

AIの遺電子05(少年チャンピオンコミックス)の感想

子どもの頃から家族のように信頼していた枕のロボット。話さないし動かないけれど、温度変化などで癒してくれる。この物体への愛情を理解できる存在は稀かもしれない。ライナス症候群のような執着と捉えられかねない。この枕を捨ててしまった恋人が恨まれ破局したのは哀れだけど、同じようなトラブルって結構世の中にありますね。個人が大切にしている物は、例えそれが理解不能な物であっても、蔑んだり勝手に処分してはいけないのでしょう。なんか色考えされられる漫画です。SFなのに普通に現代に通じる事案を描いています。

読了日07月11日著者山田胡瓜

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