マイナス金利が生命保険会社を苦しませるという妄想

昨年四月のこと。

は銀行間取引の金利低下などの効果を認めマイナス金利政策を支持するとした。ただ民間銀行は個人の預金金利をマイナスにはできないため貸出金利の低下幅は限定的だと指摘した。マイナス金利政策が長引けば生命保険会社などの経営も悪化させると不安をのぞかせた。

貼り付け元<

マイナス金利は、生命保険会社の経営、年金生活者などに悪影響を与えるというのが常識となっているようですが、そもそもの土台の常識がプラス利子の常識で考えているためにそのような発想になるのです。

まず生命保険というのは、お金がストックできるということを前提にしています。年金もそうです。それら集めたお金を増やしていき、やがて死亡した時や老後の生活、入院してしまった時に利用者に還元するというシステムです。

しかしながら、お金がストックできないということを大前提にしたらどうなるでしょうか。マイナス金利ではなく、通貨そのものがマイナスになっていくというふうに、金利と通貨の価値を揃えてしまう。

そうすると、つねにお金は動きます。したがって老後の生活も死亡時もお金が回るということになります。

具体的には、生命保険、年金などに掛け金を払うが、それを集めた保険会社等はすぐさま支払いをすることとなります。だから集まったお金は常に分散しています。保険契約者も常にお金を保険会社に払う。そうすると、現在のお金は残らなくなり、常に回る。こういうシステムになるから、結果的に誰も不幸せにしないのです。